企業やショップのLINE公式アカウントに登録をしたものの、何らかの理由でユーザーにブロックされてしまうことがあります。
企業やショップにとってはなるべくブロック率を下げたいものですが、ユーザーの事情もさまざまなので、ゼロにすることは出来ません。多くのLINE公式アカウントの中で、平均的なブロック率は20~30%と言われています。
この数字を基準とすると、ブロック率が10%未満や19%未満の場合は、ブロック率の面では上手く運用が出来ていると言えるでしょう。反対に、ブロック率が20%以上の場合は、改善の余地があると言えるかもしれません。
参照元:シェアコト公式HP(https://www.sharecoto.co.jp/linelab/line-block-rate)
ユーザーがせっかく登録したLINE公式アカウントをブロックしてしまう理由には、どのようなものがあるのでしょうか。ユーザーによって理由はさまざまではありますが、特に理由として多い3つの理由について詳しくご紹介します。
LINE公式アカウントをブロックしてしまう理由の中でも、特に多いのがこの「店舗を利用しなくなった」ではないでしょうか。 何らかの導線から公式LINEを登録したものの、商品やサービスに興味がなくなったなどの理由で店舗を利用しなくなった場合、不要なメッセージと判断され、ブロックへ繋がってしまいます。
また他にも、引っ越しなどで生活圏が変わってしまい、物理的に店舗に行けなくなったという理由でブロックしてしまうこともあるでしょう。
企業やショップが送信するメッセージの配信頻度が高すぎる場合、ユーザーにとっては「メッセージが多すぎて面倒」と感じてしまうことがあります。また、反対にメッセージが少なすぎる場合、公式LINEアカウントに登録していたこと自体忘れてしまい、ユーザーが気づいたタイミングで不要と判断し、ブロックされてしまうこともあるでしょう。
ユーザーにとって「適切な量・頻度の配信」がどの程度かを図ることは非常に難しいですが、顧客情報などを分析しながら、メッセージの配信頻度や文字の量を調整していくことが大切です。
欲しい商品がある場合など、ユーザーにとって必要と感じた場合にLINE公式アカウントへ登録してもらえます。しかし、すでに該当の商品を購入したなどの理由で、お店からのメッセ―ジが自分にとって不要な情報と感じてしまう場合があります。
ECサイトなどでさまざまな商品を取り扱っている場合は、ユーザーが楽しみながらメッセージを読むことができるよう、どんなユーザーにどんな内容を配信するか、などを考えながらメッセージを配信することで、ブロック率を下げることができます。
企業やショップにとって、せっかく友だち登録をしてくれたユーザーにさまざまな情報を届けながら、来店や売上アップに繋げていきたいところです。
しかし、ユーザーにブロックをされてしまっては意味がないので、ユーザーになるべくブロックをされないよう「ブロック率を低減させる方法」についていくつかまとめてみました。ブロック率について悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
ブロック率の低減をするための施策として一番大切なことは、「メッセージ配信の適正化」です。具体的には、「配信するメッセージの内容」、「配信するメッセージの頻度」、「配信するメッセージの時間」をしっかり意識することが大切です。
「内容」については、テキストをただ羅列するのではなく、写真や動画を使って見やすくする、記号や絵文字を使うなどでよりユーザーが見たくなるような工夫をすることが重要です。
続いて「頻度」については、顧客情報や開封率なども一緒に分析しながら、より適切な頻度を模索してみることが重要です。
最後に、「時間」については、ユーザーにとって一番迷惑にならない時間を選んで配信しましょう。学生向けのメッセージの場合は、通学時間帯や帰宅後の時間帯、主婦向けであれば、家事が落ち着く時間帯など配信時間も意識することが重要です。
LINE公式アカウントに含まれる機能の中に「絞り込み配信」と「セグメント配信」という機能があります。
これらは、顧客情報を分析しながら、「オーディエンス」「過去の配信」「属性(フィルター)」を指定しながら、ユーザーを絞り込んでメッセージを送付する機能です。
これにより、より適切なユーザーへ適切な内容を配信することができるため、ブロック率の低減だけでなく、開封率やサイト訪問率も増やすことへ繋げていけます。
ユーザーへ配信するメッセ―ジにECサイトのURLなどを記載して送る場合も多いでしょう。しかし、サイトへの誘導方法はメッセージ内のテキストからだけではなく、「リッチメニュー」を活用することでもECサイトへの誘導を促すことができます。ユーザーがより見やすくなるような工夫もしてみましょう。
LINEを使ったマーケティングを行う場合、ECサイトとLINE連携ができるツールを利用することで、顧客分析をしながら、適切なメッセージ配信を行うことができるため、より効果的なマーケティング戦略を練ることができます。TOPページでは、ECサイトにおすすめのLINEマーケティングツールを3つご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ECサイト担当者の課題を解決する
LINEマーケティングツール3選
ECサイトとの連携が可能なLINEマーケティングツールの中から、LINE活用の目的別に3つのツールをご紹介します。
集客に使うもよし、コスト削減に使うもよし、ブランディングに使うもよし。
自社に合ったツールを選んで、ビジネスをさらに加速していきましょう!
【選定基準】
2023年2月23日時点「LINEマーケティングツール」と検索して表示された44ツールのうち、ECサイトとの連動が可能な9社の中から3つをおすすめ。
・KAKERU・・・唯一機能のカスタマイズが可能であり、基幹システムとの連携開発にも対応するツール
・Poster・・・独自のカスタムプロフィールを登録させることができ、より細かいセグメントでの配信が可能なツール
・CS Cloud・・・唯一自動応答と有人対応を同時に使用した問い合わせ対応が可能なツール