ECサイトクーポンの中には、「新規会員登録の方に〇〇円引きクーポンを発行中」などと謳ってクーポンを配信するという方法があります。
これは、「新規顧客を獲得したい」という目的があることがわかります。 やみくもにクーポンを発行するのではなく、目的を絞ることでより目的が達成できるようなアプローチが可能となります。
ECサイト上で新商品を発売する場合や、新サービスを発表するタイミングで通常よりも安く購入することができるクーポンを配信するという方法があります。
この場合、新商品・新サービスを多くの方に購入してほしい・利用してほしいという目的があり、ユーザーもクーポンがあることで「せっかく安くなるなら試してみよう」と購買意欲を後押しすることにも繋げられます。
ECサイトを運営する側の気持ちとしては、商品を単品で購入するのではなく、他の商品と併せて購入をする「クロスセル」や、購入を検討している商品よりも価格の高い商品を購入する「アップセル」を促したいものです。
そこで、アップセル・クロスセルを促すための施策として有効なのが「クーポン」です。
アップセル・クロスセルを目的としたクーポンを配信することで、本来購入しようと思っていた金額よりも客単価をアップさせることができ、結果としてECサイトの売上アップにも繋げることができます。
欲しい商品をカートに追加したにもかかわらず、何らかの原因で商品の購入をせずに離脱をしてしまう「カゴ落ち」対策にもクーポン施策は有効です。カゴ落ちした商品の割引クーポンを配信するなどで、「安くなるのなら買ってみようかな」という購買意欲を高めることにも繋げられます。
カゴ落ち対策をする場合は、カゴ落ちの原因をしっかり分析する必要がありますので、カゴ落ちの原因を分析した結果、「送料や手数料が高い」というユーザーが多い場合に、クーポン施策はより結果に繋がりやすくなるでしょう。
多くのECサイト上では、各プラットフォームで「クーポンの作成機能」を標準機能として備えているため、そちらの機能を使ってクーポンを発行する方法があります。
基本的には必要事項を入力するのみという手軽さで利用できますので、クーポンの発行が初めてという方も簡単に発行することが可能です。
日本でもっともアクティブユーザーが多いと言われている「LINE」のクーポンを利用するという方法もあります。
LINE連携ができるECサイトを運営している場合は、LINEの友だち登録をしているユーザーへ向けてLINEクーポンを配信することができます。 LINE公式アカウントでは、ユーザーのトーク画面へクーポンを表示させたり、タイムライン上にクーポンを表示させたりすることが可能です。
ECサイトやSNSなどを連携せずに、クーポンだけを発行したいという方には、クーポン発行アプリの利用がおすすめです。アプリ上の指示に従って情報を入力するだけでクーポンが作成できます。できあがったクーポンは、自社ホームページやECサイトに作成したクーポンを掲載するのみなので、非常に便利です。
クーポン作成アプリの中には、スマートフォンなどを使って無料でクーポンを作成できるだけでなく、QRコードに変換することもできるアプリもありますので、使い勝手やコスト面も踏まえて選んでみると良いでしょう。
ECサイトの訪問につながるきっかけは
LINEで作れます!
LINEとECサイトを連動させることで、売上アップにつながる施策が打てることを知っていましたか?
ここでは、LINEマーケティングツールを使ってECサイトとLINEを連携させるメリットから、課題を解決できるツールまでまとめて紹介。
業界にかかわらず、ECサイト運営担当者はぜひ参考にしてみてください。
さまざまな目的からせっかくクーポンを発行したにもかかわらず、ユーザーに見てもらえなくては意味がありません。
そこで、ユーザーの開封率を上げることができるクーポンの発行方法をご紹介します。
いつも通りのクーポンを定期的に発行しているだけでは、「また来た」「いつも安売りをしているな」という良くない印象を与えてしまう可能性があります。
そこで、より開封をしてもらえるように特別感・季節感を与えることが大切です。
ユーザーに特別感を感じて貰うことで、「どんなクーポンだろう?」と思ってもらい、クーポンを開いてもらえれば、「せっかくクーポンがあるならどんな商品があるか見てみよう」とECサイトを訪問するための導線を作る事もできます。
「クーポンを出せば売れる」わけではないため、必ずクーポンを発行した後には「効果測定」を行うことが大切です。「このクーポンは開封率が低い」、「このクーポンは利用率が低い」など、それぞれのクーポンに対する効果を測定し、課題の分析を行うことで、次回以降、効果的なクーポン発行ができるでしょう。
なお、効果測定を行う場合は、「クーポンを配信した時期」「対象ユーザー」「割引額」など、細かく分析するほど、売上アップに繋がるクーポン施策ができるでしょう。
ECサイトの売上アップを狙う場合、クーポン施策はとても重要です。しかし、クーポンが特定の人にしか届かない場合や、そもそも気づかれない・開封されない場合には、意味がありません。
そこで、より多くのユーザーにクーポンを届けるには、アクティブユーザーが多い「LINEクーポン」がおすすめです。LINE公式アカウントだけでなく、ECサイト・LINEと連携をしながら、CRMツールとして利用できるLINEマーケティングツールもありますので、ECサイトの売上アップを目指している方は、ぜひチェックしてみてください。
ECサイトとの連携が可能なLINEマーケティングツールの中から、LINE活用の目的別に3つのツールをご紹介します。
集客に使うもよし、コスト削減に使うもよし、ブランディングに使うもよし。
自社に合ったツールを選んで、ビジネスをさらに加速していきましょう!
【選定基準】
2023年2月23日時点「LINEマーケティングツール」と検索して表示された44ツールのうち、ECサイトとの連動が可能な9社の中から3つをおすすめ。
・KAKERU・・・唯一機能のカスタマイズが可能であり、基幹システムとの連携開発にも対応するツール
・Poster・・・独自のカスタムプロフィールを登録させることができ、より細かいセグメントでの配信が可能なツール
・CS Cloud・・・唯一自動応答と有人対応を同時に使用した問い合わせ対応が可能なツール